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ちはやふる [上の句]

~マンガを原作にした映画のお手本~

ちはや

http://cinema.pia.co.jp/title/168044/
04_DVD_NTSC.jpghttp://store-tsutaya.tsite.jp/item/rental_dvd/060325909.html


マンガの原作をうまく消化し、更にちょっと違う視点からアプローチし、映画作品とする…、
マンガ原作のファンも納得し、映画それ自体としても面白い、マンガ原作の映画化のお手本のような作品。

原作の千早はかなりキャラがた立った少女として描かれ(主役ですから当然ですが…)周りのキャラは彼女に振り回されながら物語は展開するのですが、映画では野村周平演じる太一の心情がかなり深く描かれていました。

おそらく映画化に当たって、千早役の広瀬すずは、あまりやりすぎない方がいいという演出上の判断なのかも。
原作を知っている映画の観客は、見どころのひとつとして広瀬の白目むきを期待していた人も多かったと思うが、白目むきは割とあっさりそれほど強調することもない演出。
千早役を広瀬がやるということは、それほどキャラを立てなくても、十分主役として君臨できるとの賢明な判断でしょう。
むしろ広瀬の、試合のシーンの怖いぐらいの集中した表情にはかなりこだわった感じの演出。
「映画的」なのは、ここなのだ、との思いが伝わってきて、広瀬のキャリアのなかでも名シーンの一つとなっていくでしょう。

物語は、太一の独白、心情の移ろいとともに展開してゆく。この辺はあまり原作では深くなかった部分ですが、彼から見る千早やそのほかの部員たち、そして千早をめぐるライバルであり幼なじみの新への思いなど、彼を使うことによって物語が非常にスムーズに展開する。
そして、単純に試合のシーンを山場にすることなく、彼の心情の変化、成長ををむしろ山場にするという心憎い展開。

そういえば、小泉徳宏監督の前作『カノジョは嘘を愛しすぎてる』でも、「カノジョ」であるアイドル大原櫻子は本当に可愛く一生懸命に描き、相手役の佐藤健の心情描写で物語を展開し、クライマックスへと持っていくような物語を作っていました。

アイドル、主役を巧みに「絵」にし、表紙にして、物語を語るのは彼女を愛する男。

マンガ原作はこの小泉手法によって、映画としても面白くなるのかもしれないですね。

『舞妓はレディ』で映画デビューしたかるた部員・奏役・上白石萌音の素人ボケキャラも今回ではいかんなく発揮。
今後、マンガ原作などの映画には欠かせないわき役となるでしょう。


お勧め度10(10点満点)

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プロフィール

jow

Author:jow
邦画限定、とりあえず見た映画のレビューを書く。
2016年の正月に今年の抱負として言っちゃってから半年以上過ぎて、
やっと腰を上げる。
動画配信、DVDレンタルの時に利用してくれればうれしい。
本屋さんの「店員おススメ」手書きポップ的に見てくれればうれしいなと。

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