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少女椿

~チープな感じもいい「見世物」映画~

少女椿

http://www.vap.co.jp/s_tsubaki/
http://cinema.pia.co.jp/title/169820/
04_DVD_NTSC.jpghttp://store-tsutaya.tsite.jp/item/rental_dvd/163521539.html



今なぜ、少女椿なのだろう。
原作は30年以上前に発表された、過激な性表現、独特の世界で一部熱狂的なファンがいた丸尾末広のマンガ。
「一部熱狂的」であるがゆえにメジャーではほとんど知られずに今日に至っている。

この独特の世界観を映画で表現できるのか…?
また、特に若い世代は興味を持つのか…?
丸尾の「一部熱狂的」ファンであった私は、とにかく上映館へ足を運んだ。

観客の世代、オヤジは私一人で、あとは20代の女性が多い。若いカップルも。
「怖いもの見たさ」「お化け屋敷みたいな…」そんな感じの会話を耳にする。

主役・みどりはこの作品で映画主役デビューの中村里砂。
マンガのイメージにぴったりなのである。
おそらく彼女の存在こそが今回の映画化を実現させたのではないか。
監督TORICOが7年もの間、映画化に奔走して完成にこぎつけた作品だとあったが、
もしかして、中村里砂に出会ったことが、映画化を可能にしたのかもしれない。

登場人物の中で、唯一「ふつう」の人間で、ちょっと「足りない」少女、みどりが親を亡くし、
怪しげな見世物興業の一行に引き取られ、悪夢とも現実ともいえない事象を次々と体験する。
マニアックなエロと理不尽なバイオレンス、金欲と性欲が渦巻く見世物小屋を舞台に、
「化け物」な回りのキャラたちに翻弄されながら、みどりは一人、生きて行く…。


「お化け屋敷」体験としてはかなり出来のいい映画か。
原作と比べて、変態さ、スプラッシュ的場面も少し見やすく、むしろ可愛らしく映画化されていた。
みどり以外の登場人物も、原作ではあまり心情は描かれないが、映画では少し、人間的な味付けがされている。
丸尾末広のマンガは、もしかして自分の中にもあるかもしれない「変態性」が揺り動かされるのではないか、というような危なさがあったが、映画ではマイナーなエンターティンメントとして上手く作ってあるなという感じ。
若い観客も楽しんでいたようで、おじさんは少し安心。

映画館からの去り際、「少女椿」のポスター、かわいいので残りありませんかと映画館スタッフに訊いていた若いおねえさん、モデルとしての中村里砂のファンらしい。
そっちからのアプローチでも、かなり楽しめるのではないかと。

たぶん、もう少し予算があれば、変態さ、スプラッシュさもかなりの仔細な描写まで行けたのかと思うが、今回の映画化で処々に見られる安っぽい、雑さ加減も悪くない。
突っ込みどころがある映画、ちょっとしたチープさを笑う感じ、マイナー、アンダーグラウンドを友人と楽しんだ昔をちょっと思い出しました。



お勧め度7(10点満点)

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プロフィール

jow

Author:jow
邦画限定、とりあえず見た映画のレビューを書く。
2016年の正月に今年の抱負として言っちゃってから半年以上過ぎて、
やっと腰を上げる。
動画配信、DVDレンタルの時に利用してくれればうれしい。
本屋さんの「店員おススメ」手書きポップ的に見てくれればうれしいなと。

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