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の・ようなもの のようなもの

~伊藤克信、素人っぽさ健在!~

のようなもの

http://cinema.pia.co.jp/title/166179/
04_DVD_NTSC.jpghttp://store-tsutaya.tsite.jp/item/rental_dvd/083395404.html


35年ほど前の森田芳光監督作品「の・ようなもの」
彼へのオマージュであれば、もうちょっとメジャーな森田作品を作りなおせば営業的にも成功したのではないかと思えるけど、森田組のスタッフや、当時も映画に出演したでんでん、野村宏伸や前作の主役伊藤克信らの思い入れが強かった作品なのだろうなと。
前作で、圧倒的な素人演技で主役を堂々と演じた伊藤克信は今も変わらず下手な演技。
上手い落語家をめざしてもどうしようもできない男のもどかしさを、特に「演技」せずに演じていました。

それに比べたら、今回の主役、志ん田役・松山ケンイチは、上手に素人を演じる。
まあ、役者としても当時の伊藤克信よりは数段キャリア、経験もある俳優なのであたりまえかもしれませんが、前作での男の哀れさにちょっとリアリティが感じられませんでした。

もっとも、今回の映画では、落語家としては下手なのは同じだだが、伊藤克信演じる志ん魚よりも志ん田の方が、結構器用に世の中を立ち回っている役どころ。
志ん魚のような本当にダメダメ人間は、映画の主役としてはなかなか成立しない時代なのかなと。
師匠の娘・夕美役・北川景子とのやりとりも、前作のマドンナ・秋吉久美子と伊藤克信のからみに比べて、かなりスマートで比べ物にならないぐらい安心して見ていられる。
今回の方がドラマとして完成されているので、伊藤克信のナマな素人っぽさは浦島太郎的な違和感を感じざるをえなかったが、実はそこが狙いだったのか。

今でこそ、日本映画の巨匠として、その死を惜しまれた森田監督ではあるが、メジャーになる前の作品、おそらく予算も少なく、素人俳優伊藤克信の素人っぽさをそのまま押し通すことでなんとか作品としてまとめた映画ではなかったか。
撮影するにあたって迷いもあったろうし苦悩もあったと思われます。
前作をオマージュにしたのは、そのような若い時代の森田監督を、回りのスタッフ、役者が知っていたからなのかなと…。



お勧め度6(10点満点)

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jow

Author:jow
邦画限定、とりあえず見た映画のレビューを書く。
2016年の正月に今年の抱負として言っちゃってから半年以上過ぎて、
やっと腰を上げる。
動画配信、DVDレンタルの時に利用してくれればうれしい。
本屋さんの「店員おススメ」手書きポップ的に見てくれればうれしいなと。

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