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永い言い訳

~男性に観てほしい。…。~

永い言い訳


http://cinema.pia.co.jp/title/168434/

原作・脚本・監督の西川美和監督は、主人公に最初から本木雅弘をイメージして書いていたのか。
彼の得意な?、眉を少し八の字にして、困ったような悲しさを帯びた表情、文化人タレントとしてテレビで見せるアイドル的な振る舞い、全てはこの映画のためにあるような気がした。
キャスティングは出色の作品。

作品の内容だが、「夫婦の愛」「親子の愛」、家族の愛を描いた作品は多いが、この二つの愛の形をはっきりと分けて観る側に提示する。

これは女性的な考え方なのだろうか。

親子の愛と夫婦の愛をまとめて「家族の愛」とざっくり括っている私たち男どもには、少し痛いストーリー。
冒頭で作家兼タレント・衣笠幸夫役・本木雅弘の妻(深津絵里)、その妻の友人ゆき(堀内敬子)は二人同時にバス事故で亡くなってしまう。
妻を突然失った衣笠と、同じく妻を失ったゆきの夫・大宮陽一(竹原ピストル)の真逆のキャラクターの二人が、妻への愛、子供への愛をどのように表現するのか、
ここが、この作品の見どころであり、まさに男にとっては痛い場面の連続。

妻が死んだ日に、衣笠は愛人を抱いていたし、大宮は、中学受験を考えている彼の長男の気持ちを何も考えてやれない。
大宮は職場のトラックの中で、亡き妻の最後の留守電を消すことが出来ずに何度も何度も聞く。
衣笠はあまり愛していなかった妻の死だが、実は彼女によって作られていた小説家としてのリズムを失い、書くことを見失う。

でも妻を亡くした二人の男が、泣いてもがいて、小さな事を積み重ね、妻との愛を清算し、子供との深い絆を築いてゆく。
西川監督やあっさりと亡くなってしまった二人の妻から見て、こんな姿の男は、恰好悪くないよ、というメッセージを感じさせる展開、ラストが、男としてほっとします。

ぜひ、男性に観てほしい映画です。





お勧め度9(10点満点)

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プロフィール

jow

Author:jow
邦画限定、とりあえず見た映画のレビューを書く。
2016年の正月に今年の抱負として言っちゃってから半年以上過ぎて、
やっと腰を上げる。
動画配信、DVDレンタルの時に利用してくれればうれしい。
本屋さんの「店員おススメ」手書きポップ的に見てくれればうれしいなと。

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