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聖の青春

~映画では、描ききることが出来ない題材か~

聖の青春


http://cinema.pia.co.jp/title/169751/

大げさなお話にせずに、村山聖という人間の生きざまをそのまま映画にしたいという製作側の意図が伝わってきました。
そうした意味で、映画的な作りものとしての盛り上がりは今一歩。
村山聖の私生活でのダメ人間ぶりも、結構こんな人いるよな、という程度。
ハメをはずさず、非常におとなしい作り。

そんな訳で、村山聖役・松山ケンイチと羽生善治役・東出昌大のなりきり度の高さだけが評価される羽目になってしまうのが、この作品のちょっと悲しいところか。
このように完成度の高い"なりきり"がウリなら、二人の実際の対戦棋譜ももうすこし画面にほしかったなと。
せめて、将棋ファンだけにでもかなりのリアルさをかんじてもらえる作りにしたほうが、良かったと思う。

およそ、2時間ちょいの制約の中で、聖のキャラクター、死生観、彼にとっての勝負とは、将棋とは、羽生への思い、こうしたことを描ききるのは不可能であると思います。
NHKのドキュメンタリー番組とか、テレビの帯ドラマとかでやっていただきたい題材。

本物の聖は、本当にみんなに愛されるキャラクターらしかったのですが、それもなかなか描き切れていないし、
それを補うために、回りを安田顕、柄本時生、染谷将太などの達者な役者たちで、無理やり彼のキャラクターをあぶりださせようとした感がある。
半端なノンフィクションドラマになってしまって、本当に残念。

こうした題材を、映画として一本の作品にする難しさを感じました。
たぶん、興行的にも、今いちになるのでしょう。

ただ、こうした難しい題材で、とにかく作品を作り上げたスタッフ、俳優陣は、尊敬いたします。

お勧め度5(10点満点)

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プロフィール

jow

Author:jow
邦画限定、とりあえず見た映画のレビューを書く。
2016年の正月に今年の抱負として言っちゃってから半年以上過ぎて、
やっと腰を上げる。
動画配信、DVDレンタルの時に利用してくれればうれしい。
本屋さんの「店員おススメ」手書きポップ的に見てくれればうれしいなと。

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