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3月のライオン 前編

~神木クンに“名人”の称号を!!~
3月のライオン

http://cinema.pia.co.jp/title/170016/

「闘う、愛したい、生きる」

この作品のキャッチコピー。
まさに、このコピーを見事に具現化した作品。

原作の漫画は、実はちょっと物足りなかった。
高校生プロ棋士・桐山零君(神木隆之介)をとりまく人々が、
みんな可愛すぎるのである。
特に彼と親交を深める川本家の3姉妹が、原作マンガだととてもふんわりとしていて、
それが、勝負師としての零君の描き方に少しマイナスな影響を及ぼしていたのかと思う。
「闘う、」の部分が少し弱かった、物足りなかった。

(それはそれで、キャラクターを重視するマンガとしては悪くないのだが…)

映画化された今作品は、原作のふんわりしたイメージをかなり薄めて、
その代わり、零君の、プロ棋士としての勝負へのこだわり、先輩、ライバルへの闘争心、
将棋に人生を賭ける心情などをかなりはっきりと描き出していた。

そういう意味で、将棋に実際携わっている方にもかなりの満足感をもたらしたのではないか。

例えば、零君が千駄ヶ谷駅を降りて鳩森八幡神社を突っ切って将棋会館に入っていくシーンなどは、
我々素人にはなんでわざわざこんなシーンを入れたのか不明だったのだが、
実際に千駄ヶ谷の将棋会館に通っていた方に訊くと、
将棋会館に通う人たちはリアルにみんなそうしているみたいで、
この辺も、将棋関係者にうんうんとうなずかせる憎い演出。。

登場人物たちが生活する下町の美しい情景描写、
零君のライバル、先輩棋士、名人などのキャラクター作り、演技力、表情、
そうしたものが全て、将棋関係者にも素人にも満足できるものであったと思う。

特に、零君の義姉・香子(有村架純)は、
零君の将棋の才能に対する嫉妬と相反する愛情、
プロ棋士になるという目標を失った女性としての迷い、
プロ棋士の父(豊川悦司)への反発などを
かなり巧みに演じて、物語に厚みをもたらした。

将棋の世界と一般人の世界をうまく繋げる役割として、
彼女の役割は物語の上でかなり重要。
そうした意味で、有村架純は助演女優賞モノの演技でした。

マンガを読んだ時点で、これが映画化されるなら、
主役は神木君しかいない、と、だれもが思ったであろう。
 
原作ファンの期待を裏切らないマンガのキャラになりきる能力、
そして、反面、リアルな人物としての巧みな感情表現。

「君の名は」で、声優としては「神木名人」と私は名付けたのだけど、
今回も、将棋の世界を描いた作品でもあるので、
「神木名人」とあえて呼ばせていただきたいと思う。

後編も期待大!


お勧め度10(10点満点)

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プロフィール

jow

Author:jow
邦画限定、とりあえず見た映画のレビューを書く。
2016年の正月に今年の抱負として言っちゃってから半年以上過ぎて、
やっと腰を上げる。
動画配信、DVDレンタルの時に利用してくれればうれしい。
本屋さんの「店員おススメ」手書きポップ的に見てくれればうれしいなと。

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