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3月のライオン 後編

~神木クンの、凄さを見た…~
3月のライオン後編

http://cinema.pia.co.jp/title/170041/

後編に、新たな仕掛けが待っていた。

前編で主人公桐山零(神木隆之介)を惑わせる狂言回し的存在だった義姉・香子(有村架純)、
そしてヒール役を一手に引き受けた後藤九段(伊藤英明)、
この二人の後編でのエピソードに、感動し、泣かされます。

後編でヒールと狂言回しを一手に引き受けたのは、
零君の心のよりどころ、川本家3姉妹の実の父親・誠二郎(伊勢谷友介)。
後編で突然出現した彼によって、零君の心はかなり乱されます。

中学生でプロ棋士となり、「普通の大人」よりも年収が多い零君でも、
誠二郎はどうしようもできない「不良な大人」。
彼を3姉妹から排除しようとすればするほど、零君は空回り。

棋士としては新人王になり、名人戦トーナメントでも着々と勝ち続けるが、
誠二郎の件は、結局、零君にはうまく解決できない、という展開。
後編唯一の明確な零君の「負け」のシーンなのです。

別な展開でこの件は解決される訳ですが、この「負け」が、逆に家族のつながり、愛情を、
幼いころに家族を失った零君に教えてくれた。
彼の成長がより感じられる巧みなストーリー展開となりました。

零君は勝ち進むにつれて「迷える高校生棋士」から「強靭な強さを内に秘めた若手棋士」少しずつ成長していく。
神木は表情から、仕草から、それを見事に演じ切っています。

最後、名人と相対した時の零君は、一歩も引けを取らない雰囲気。
「静かなる強さ」そして名人を凌駕してしまうのではないかという「怖さ」さえ感じさせる。

神木が、大友啓史監督の前作「るろうに剣心」で主人公に相対する敵役・瀬田宗次郎を演じた時も、
他のキラ星のような俳優たちが演じた敵キャラの中で、外見的なキャラ作りもなく最も素顔に近いのに、実は最も怖かった。
今回の作品の「怖さ」とはちょっと質が違うにせよ、静かな、きれいな顔立ちの奥に潜む「強さ」「怖さ」を醸し出す神木の演技で、
この作品の最後は、最も静かで最も盛り上がる、希有な、そして印象的なラストシーンになった。

前編と後編は連続して見ないで、前編の余韻を少し噛みしめてから後編を見るのがおススメ。
それだけ大事にしたい作品です。


お勧め度10(10点満点)

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プロフィール

jow

Author:jow
邦画限定、とりあえず見た映画のレビューを書く。
2016年の正月に今年の抱負として言っちゃってから半年以上過ぎて、
やっと腰を上げる。
動画配信、DVDレンタルの時に利用してくれればうれしい。
本屋さんの「店員おススメ」手書きポップ的に見てくれればうれしいなと。

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