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羊の木

~恐怖、ちょっと物足りない感じ…~
羊の木


http://cinema.pia.co.jp/title/171421/


もと殺人受刑者役を本作では人数を絞り込んでいるし、
主役は若くてアクのない市役所職員・月末(錦戸亮)。
しかも月末のバンド仲間、勇雄(松尾諭)とアヤ(木村文乃)とのカラミシーンが少し多かった感じ。
バンドのシーンは確かに後半、元受刑者の一人・宮腰(松田龍平)も絡んできて、ストーリーの中でもあってしかるべきものだったのかもしれない。
しかし、あまりにも木村のギターがイケてたので(笑)、他の受刑者のエピソードが負けてしまい、また量的にも足りなかった。

原作では、田舎の港町に受け入れてしまった受刑者たちへの疑念と恐怖を、徐々にじっくりと盛り上げる展開であったし、受刑者同士の関係も重層的に描かれていた。
本作でのストーリーの中心は宮腰で、時間の制約もあるのか、他の受刑者の動向は本筋にはあまり関係のないエピソードとしてしか描かれていない。
太田(優香)のなまめかしい色気、栗本(市川実日子)の浮遊感、元ヤクザの大野(田中泯)の一般社会へのとまどい、など宮腰以外の元受刑者役のエピソードは、それぞれ単独ではなかなか秀逸なものであった。
だからこそ、もう少し本筋に彼らをからませて欲しかった。
宮腰がストーリー展開の主役に躍り出た段階で、宮腰の狂気があまりにもクローズアップされて、一本調子な展開になったのが惜しまれる。

おそらく、原作を読んでいなかった方が楽しめたかなと思います。
しかし、本作の舞台となった港町の描写は、寒々しく、何か起きそうな、との恐怖を感じさせる。
このへんの雰囲気作りはさすがでした。


お勧め度5(10点満点)

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プロフィール

jow

Author:jow
邦画限定、とりあえず見た映画のレビューを書く。
2016年の正月に今年の抱負として言っちゃってから半年以上過ぎて、
やっと腰を上げる。
動画配信、DVDレンタルの時に利用してくれればうれしい。
本屋さんの「店員おススメ」手書きポップ的に見てくれればうれしいなと。

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